何度教えても覚えない…
数学の公式が定着しない生徒への、現場で効果のあった指導法
こんにちは。
多くのご家庭・先生をサポートしている 家庭教師のゴール です。
今回は、家庭教師の先生から実際に寄せられた相談をもとに、
「なかなか成績が伸びない生徒への具体的な対処法」をご紹介します。
このテーマは、
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数学が苦手
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基礎が定着しない
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何度も同じことを忘れてしまう
と悩むご家庭・先生の双方に、非常に多い内容です。
先生からのリアルな悩み
今回、先生から届いた相談はこちらです。
指導で悩んでいることは、
なかなか教えたことが定着しないことです。数字の公式や決まり事、合同・相似条件など、
覚えないと解けない内容が覚えられません。同じことを何度も言っているのに、
すぐに忘れてしまい、成績が伸びません。基礎ができていない状態で、
入試問題をどうやって解くのか…
正直、頭を抱えてしまいます。
とても誠実で、現場感のある悩みです。
そしてこれは、
生徒が悪いわけでも、先生の説明が悪いわけでもない
ケースがほとんどです。
なぜ「公式」が定着しないのか
公式が覚えられない生徒には、よくある特徴があります。
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公式を「見たことがある」だけ
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どこで使うかが結びついていない
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その場では分かっても、次に出てこない
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使わない日が続くとすぐ抜ける
つまり、
目にする回数・使う回数が圧倒的に足りていない
という状態です。
ここを放置したまま難しい問題に進むと、
当然つまずき続けてしまいます。
実績ある先生からのアンサー
「公式一覧表」を一緒に作る
そこで、実績のある先生から出たアドバイスがこちらです。
▶ 公式一覧表を“一緒に”作る
ただプリントを渡すのではなく、
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左側:覚えてほしい公式名を先生が書く
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右側:中身(式)を生徒に書いてもらう
という形で、一緒に公式一覧表を作成します。
例:
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円の面積 =
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ひし形の面積 =
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柱の体積 =
-
錐の体積 =
三角形の合同条件
1.
2.
3.
ポイントは、
生徒の手を必ず動かすことです。
問題を解くたびに「その都度確認」
公式表は、作って終わりではありません。
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問題を解く前に確認
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解きながら確認
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宿題中も見ながらOK
「覚えてから解く」ではなく、
見ながら使う → 使う回数を増やす
という発想が大切です。
指導中は「口頭テスト」をこまめに挟む
さらに効果的なのが、
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今、円の面積の公式言える?
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柱の体積、どうなる?
といった
短い口頭確認テストを指導中に細かく入れること。
長いテストは不要です。
数十秒で十分。
この積み重ねが、
「思い出す力」を育てていきます。
毎日目に入る場所に置く
公式は、
毎日目にすることで初めて定着します。
そのため、
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机の横
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ノートの最初
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ファイルの一番前
など、
必ず目に入る場所に置くことをおすすめします。
先生がいない日でも、
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一通り目を通す
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使う宿題を出す
ことで、
定着のスピードは大きく変わります。
「覚えられない子」ではなく「定着していないだけ」
今回のケースから分かるのは、
覚えられない
= 能力が低い
ではない、ということ。
多くの場合は、
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見る回数
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使う回数
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思い出す回数
が足りていないだけです。
そこを仕組みで補えば、
生徒は少しずつ前に進めます。
家庭教師のゴールが大切にしている視点
家庭教師のゴールでは、
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分からない子を責めない
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定着しない原因を整理する
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再現できる形に落とし込む
ことを大切にしています。
基礎が固まっていない状態で、
無理に応用や入試問題に進む必要はありません。
「今、何が足りていないのか」
そこから一緒に整えていくことが、
結果的に一番の近道になります。
先生・保護者の方へ
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何度教えても覚えない
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成績が伸びない
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指導方法に悩んでいる
そんな時は、
やり方を変えるタイミングかもしれません。
小さな工夫の積み重ねが、
大きな変化につながります。